8/01/2011

KAITEKIのかたち

そうそう、この前の土曜日は青山スパイラルで開催中だった「KAITEKIのかたち」展に行って参りましたよ。公式サイトでの説明によると・・・
株式会社三菱ケミカルホールディングス(MCHC)のグループ会社である、株式会社地球快適化インスティテュートは、「KAITEKIのかたち」展~アートと技術の化学反応~を開催いたします。MCHCグループでは、当社グループが提供する技術や製品を通して、限られた資源の中、健康で安心・安全、そしてより快適な社会-「KAITEKI」社会の実現に貢献することにより、自らも持続的に発展していくことを目指しています。東日本大震災を契機に、日本の再生、復興が叫ばれている中、当社グループが従来から提唱している「KAITEKI価値」がますます重要になってくると考えています。 
今回の「KAITEKIのかたち」展では、MCHCグループの持つ様々な技術や素材を、多彩なアーティストの自由な発想と融合させ、絵画、彫刻、インスタレーション、ファッション等のさまざまな分野の作品を出展します。本展覧会は、当社グループの企業活動、また「KAITEKI」とは何かについて理解を深めていただける機会と位置付けています。
との事で、 要するに、いろんな最先端の技術・素材を使ってアートやってみました!って言う事。
まず、そういう最先端技術をアートという形にして発表することによって、なじみやすさとか親近感とかを感じてもらい、実際のプロダクトにこういうモノがベースとして使われているんだね!
っていうことを分かりやすく示す一種の「広報活動」っていう感じなんでしょう。
企業の広報とかって面白そうだなーなんて少し思ったりもしました。


で、もう一つ思ったのは、アートってなんなんだろって言う事。
最終的にはこういう技術が製品として世に出て行くわけなんだけども、そんな実用的なことを一切考えなくても、作ってみました、素敵でしょ?アートです!言っちゃえば許されるって言う事。
アートって嗜好品で、生きる為に絶対必要なものでもないし、なんなんだろうなぁって。

・・・
で、そこで思い出したのが「プラダを着た悪魔」の鬼編集長のお言葉。詳しくは忘れちゃいましたけど、「こういう、一般人の目にも触れない高価で別世界の、一見くだらないようにしか見えないファッションマガジンの中で起きることが一般人の服装を変えるのよ!」みたいな。
要するに、嗜好品でしかない大金持ち専用ファッションが1年サイクルで庶民の洋服のデザインにも取り入れられて、結果的にそれが”みんな”の生活を豊かにしているっていうこと。


結局のところ、世の中に不必要なものなんて何一つ無いって事!でいいですかね。
人もモノもどこかで誰かに必要とされていて、しかもそのどれもが知らない間に知らない人・モノに影響を与えたりして、そうやって日々暮らしているんだろうなって。

とまぁ、そんなことを考えたりしておりました。あ、仮眠しなきゃ。
今度こそお休みなさいませ。zZZ

0 件のコメント

コメントを投稿

© TokioObscura
Maira Gall