1/23/2011

P. Guggenheim

ヴェネチアで入った唯一観光的な施設。ペギーグッゲンハイム美術館
近代以降の作品をコレクションしてるこの美術館なんですが、非常に良かった!
テートリバプールとかこの美術館とか、大きすぎない方がいいと思うのです。特に観光で時間の無い自分のようなvisiterはこれくらいのサイズじゃないとゆっくり見れないのです。

というわけで、印象に残ってる作品をいくつか。

Paul Klee: Bildnis der Frau P. im Suden

Paul Kleeという人の作品なんですが、なんかパッと見で浮いてました。これだけ何かのイラストみたいで。どことなく日本っぽいのかな??
絵として特に好きではないけど、印象に残った一枚。


















Mario Sironi: Il Ciclista

これはとても好きです。ロシアっぽい感じ。
この人の他の作品も展示されてたのですが、基本的にキリコ的な絵を描く人らしく、そういうのはあまり好きじゃないので、この一枚を見てなんか不思議だなーって思いました。
なんか、去年行ったロトチェンコ展を思い出しました♡

















Rene Magritte: L'Empire des Lumieres

印象に一番残ったのはこの作品でした。
高校の頃の英語の教科書に載ってたってのでなんとなく知ってはいたのですが、この作品がこんなに美しいと思っていませんでした。
もともとアイディアは好きだったものの、作風があまり好みじゃなかったシュールレアリスムなんですが、これは美しかった。輝いてました。それで写真撮ったら怒られました。
結構恥ずかしかったです・・・。
でも本当に綺麗だったな。













Joseph Cornell: Fortune Telling Parrot

これも非常に好きです。なんとなく。
前に千葉の川村記念美術館でこの人の展示やってたんですが行けなくて、今回偶然めぐり合えたので結構嬉しかったのです。箱の中にいろいろ詰め込んであって、おもちゃ箱みたいで、きれいで。夢がありますね。夢。大事ですね。夢。

















Jackson Pollock: Eyes in the Heart

そしてこれ。やっぱり印象に残ってる上で好きなのはこういう作品かもしれない。
今まで何回か見たポロックですが、これは結構好きでした。
なんか見てて飽きない感じ。ずーっと見ていたい感じ。
気持ち悪いけど綺麗で、好き。

















Clyfford Still: Jamais

ポロックもスティルもクーニングもマザーウェルも抽象的で訳分からないけど、なんか頭にこびりついて離れない感じなのです。
しかもなんか好き。見ててボーっと見続けられるっていうか、なんともいえない魅力があるというか。
自分でもよく分からないけど。

















Willem de Kooning: Untitled

というわけで、こちらはクーニングさんの作品。
ちなみに、ポロックから始まり、下のマザーウェルとかこのクーニングとかは抽象表現主義の主要作家達らしく、それを一堂に会して見れたのも非常に嬉しかったです。
そういう意味でも、よい美術館でした。

あ、ここには載せてませんが、ピカソもあったしカンディンスキーもミロもありました。フランシス・ベーコンも。素晴らしかったです。





Robert Motherwell: Personage

で、これはマザーウェルさんの作品。
ここらへんはもう意味とかなんで好きなのかとかはあまり重要ではないかと・・・。
そういえば、元々自分は美術館とか絵を観に行くのとか好きだったんですけど、特に小さい頃に親と美術館に行くと、なんで?とか聞きまくってて、どこが凄いの?とかどこがいいの?とか。
でもやっぱり的確な答えは親としても出せなかったらしく、好きだったら好きでいいのだ。見たいな感じだったんですね。だから、あんまり絵に理由は求めない傾向にある気が。
もちろん、作家としてはなんかしらの意味を込めてるんだろうし、美術史とか理論とかを勉強してる人からしたら、これはココが凄いのだっていうのは明らかなのかもしれないですけど、そんなんどーでもいいんじゃないかなって思ってしまうんですよねー、未だに。

だから基本的にいつも美術館で作品を見ながら考えてるのは、好きかそうじゃないか。もしくは嫌いか。そして、欲しいか欲しくないか。まぁ、置ける位の大きな家が持てたら、の話ですけどね。

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Maira Gall