1/31/2011

Immature? Mature?

今、久しぶりに日本語の本を読んでいます。
早稲田大でも教えている東浩紀編集の「日本的想像力の未来」
東工大で行われた国際シンポジウムの記録を編集しなおしたものらしいです。この前日本に帰ったときに買ってきたのですが、海外にいると日本というものについて考える事も多くなって、その中で日本の「カワイイ文化」だとか、「オタク」だとかに関して改めて興味を持ったのでした。

で、自分が特に知りたかったのは、なんで日本に「カワイイ文化」が根付いたのか。そしてなんでオタクは「オタク」なのか。なんで「オタク」がクールなのか。

それでこの本ではある程度の前提として、第二次世界大戦での敗戦が大きく影響しているということ。敗戦したことによってそれまで日本に根付いていた「強い父性」の地位が失われて去勢されてしまったと。いうのが皆さんの意見のようでした。

まとめると、<敗戦/近代化→父性の失墜→母性へのノスタルジア→マザコン化>ということ。
で、<平和憲法→戦争が禁じられた→もう戦争は起こらない→戦後からは脱出不可能?>
戦争をする事=成熟なんだと。なんだか「カワイイ文化」からは少しずれましたが、結局日本には戦後を未だに引きずる停滞した空気が漂っているということらしい。

ただ今変身中!
そこで、日本には戦争/成熟への欲望が形を変えてゴジラとかの怪獣モノだとか、○○戦隊とか、セーラームーンとかの変身モノが生み出されたと。これは面白い。

で、結局「カワイイ文化」の話ではなくなってしまったけども、その著者の言っていることから考えるに、トリックスター的存在が戦後の日本ではずっと求められてきたんだろうと。この停滞した戦後状態から脱するために。前の戦争があって、次の戦争があって・・・っていうサイクルの中では、日本は完全に次を失っているから先に進めない。だから停滞している。

だからその流れを断ち切って欲しい。ということ。そこで必要になるのは時間軸をずらしたり、それ自体を作り変えたり、現実と虚構を曖昧にしたり。それはまさにトリックスターの仕事。

で、ここでやっと「オタク」の話につながるのだけど、現実と虚構を曖昧にするってまさに「オタク」イメージにぴったりじゃないかと。ということは、そんな事をしたってサイクルからは抜け出せないし、成熟する事はできないという事なんでしょうか?という疑問につながるのです。

My Lonesome Cowboy
でも、そもそもノーマルな現実世界で非「オタク」的な存在になる事を成長というのだろうかと。と、こんなことを言っていると、そもそも成熟する事は必要なのか?っていう根本的な疑問に戻るのです。

で、あれ、これこそトリックスターじゃないの?って。

というわけで、「オタク」・「アニメ」・「日本文化」が世界で受けるようになってきているのは、こういう21世紀におけるトリックスター的存在が世界の色んなところで求められるようになったからではないかと思ったのでした。
成熟と未成熟の曖昧さとか、そういうことを全て混ぜて訳分からないモノにしたのが「カワイイ」であるとも言えるんじゃないかと。ふー、やっと「カワイイ」に繋がりました。いぇーい!


と、まぁそんなことを考えていたのでした。もっと本読まなきゃなー。

今日の晩御飯 - カルボナーラ

今日はM&Sの(ちょっと高い!)ソースを使ってカルボナーラを作りました。
玉葱と豚肉を炒めて入れました。美味しく出来ましたが、失敗する要素ないですよね・・・。
ごちそうさまでした。

そうそう、ご馳走様とか頂きますって言うのはよい文化ですよね。って最近思います。日本文化万歳。

Trad Fes @ Porterhouse


昨日は街の中心で行われているTrad Fesというものに行ってきました。
Tradっていうのはもちろん英語の"traditional"の略なのですが、ココでは伝統音楽を意味しています。Fesは"Festival"の略で、要は伝統音楽フェスティバルって事ですね。
アイルランドは今だにケルト的な伝統楽器の演奏が盛んで、世界中から観光客が集まるそうです。
そして、昨日はその伝統音楽イベントを見てきたというわけなんですが、イベントといってもパブ(=飲み屋)でミュージシャンが演奏しているだけなんですね。
こういうのは実は特別ではなくて、アイルランドのパブでは結構日常的な風景なのです。
まぁ、イベントでもないとわざわざ町まで行かないのでよいのですが。

しかしながら楽しかったです。ビール片手に音楽を聴く。席代なんてもちろんありません。
ちなみにパブではソフトドリンクももちろんあるので、アイルランドに来たらお酒が飲めない方も是非行ってみてはどーでしょーか。

今日の昼御飯 - 焼きうどん

具は、トマト・小エビ・ツナ缶・卵・にんじん。
オリーブオイルとごま油をひいたフライパンに具を入れていき、適宜めんつゆで味付けしつつうどんを入れます。今日は生麺でした。
最後に海苔を散らして完成。

野菜から出るエキスを汁に閉じ込めて、汁だくで頂きました。美味でした♡

Produkt by IKEA

最近、イケアで買ったミルク泡だて器にハマっています。
自分はちょうど豆乳で紅茶を割ったのをよく飲むので、最高のパートナーです。
泡立ってるだけでお店っぽいし、なんだか美味しさも倍増する気分なのです!

Ikea - Produkt
しかしコレを買ったのはダブリンのイケアだったんですが、日本のイケアだとなんと79円で売ってるそうですね!コレにはビックリしました!みなさん買いです!間違いなくイケアまでの往復運賃のほうが高くつくでしょうけど(笑)

1/30/2011

Vandalized Art?

エジプトで暴徒がファラオのミイラを壊した件について。
誰かが書いていたみたいに、ココまで来ると、タリバンがバーミヤンの大仏を破壊したのと大差ないではないか。と思った。
国家の歴史(=博物館)は、国家に管理されているからといって政府のものではなくて、国民のものなのに。自分たちで自分たちの歴史を破壊してどうするんだろう。それが歴史を塗り替えるという事なのか?違うと思うなー。

で、それで思い出したのが、先日行ったRHAで展示されていたコレ↓

Gert Jan Kocken, Reina Guillermina de la serie El pasado en el presente, 2005

オランダがインドネシアを植民支配していた時代に、反オランダの人々がオランダ女王の肖像画を傷つけたというもの。コレの実物?か写真?か忘れたけど、作品として展示してあったのでした。
よくよく考えれば、経緯の違いはあれどもミロのヴィーナスもある種傷つけられた作品であって、でもそれが作品としての価値を上げているようにも思えるのです。
歴史の刻印だとか、記憶だとか、象徴化だとか。そういった意味では作品になりうるとも思うのです。
だからといって、今回のエジプトの暴徒やタリバンの行為を正当化出来るとは思えませんが。

参考までに: Disability Aesthetics

1/29/2011

Arctic Monkeys' Directed by Richard Ayoade



あ、忘れてた。このPVもよい!
このPVの監督は変わった作品ばかりで、非常に面白い。
ちょっと狙いすぎ感もありますが。
細かい事は気にしなーい。意味なんて気にしなーい。



これも同じ監督さんの作品。変。とことん変。ナイスです。

Jason Mraz - I'm Yours



あんまりこういうサーフ系?とか聞かないんですが、これは好き。
なによりこの人はライブが上手い。アレンジも楽器も歌も上手い。
去年来日したときに、恥ずかしいのをがまんして徳江と行けばよかったと後悔してます(笑)
こういうの聞くとアメリカ英語もいいかもって思うのでした。

Emmy & Lightspeed



この人。Emmy the Great。香港生まれのイギリス/中国ハーフの女の子。
本当に好き。声も強気そうなところもPVも。歌詞は暗いのが多いんだけどそれはよしとする。
で、この人を知ったのはLightspeed Championっていう人と一緒に曲をやってたところから。



↑これがその曲。このLightspeed Championさんも変だけどよい感じ。
毎回こんな帽子被ってる。暑そう。

The Shins - Australia



このPVはとっても好きなのです。見るたびに幸せな気分に:)
でも、コレのせいで罪の無いイルカやカメが犠牲に!なんて思ったりもしますが:p
このバンドに出会ったのは、2年前にロンドンの空港内にあった免税HMVでジャケ買いしたとき。
珍しく大ヒットのジャケ買いとなりました。

Day Trip to Bray

今日はダブリン中心部から電車で45分くらいの場所にあるBrayという港町に行ってきました。
先日言っていた日帰り旅行のことです。
結局、寮からバスに20分乗って街に行って、そこから電車で45分。コレを往復するだけで2時間近いんですが、Bray滞在も2時間ぐらいでした(笑)

要するに、冬の港町に行っても何もない!ということですね。
とはいえ、今回の目的は一人でゆっくり行きたい所に行って歩き回るという事だったので、十分目的は果たせました。一応写真を幾つか。

こんな電車に乗っていきます。
往復で4.75euro。まぁ安いんですかね?
時間的には45分と短いですが、さすがにアイルランドだけあって走り出すとすぐに景色は鄙びて来ます。
一応田舎から都市部まで走っているこの電車は通勤電車としての利用も多いので、始めは混んでいたものの、気付くとこんな状態でした。
一車両に三人。まぁ十分でしょうか。
自分以外の二人は何をしにBrayに行ったんでしょうか・・・。
そうこうしてる内に着きました。Brayです。
港町ですねー。曇ってますねー。人も疎らですねー。ただ、雲間から日が差し込んでいて綺麗でした。そのせいで逆光ですけど・・・。

しかし久しぶりに海らしい海を見たのでなんだか少しおーって思いました。
波の音って心地よいですね。寒かったですけど。
都会にいると目にする事の無い地平線ですが、果てまで来ると嫌でも地平線ですね。当然ですけど。こんなのしか知らなかったら、地球は平らだって思うかもしれないですね。

というわけですが、ずっと地平線見ててもしょうがないのでさっき見えた丘を目指す事にしました。少しづつ上っていくとこんな景色になりました。
さっきの景色を逆からみた感じ。
うーむ。海ですね。
さらに少し行くと、少し整備された公園みたいになってました。
暖かい季節になると、皆さんここでゆっくりピクニックでもするんでしょうか?
そしてさらに進んでいくと・・・。
あらら、廃墟です。こんなところに住んでた人もいたんですねー。少し感傷に浸りました。
あれ、どんどん暗く荒んで来ているような・・・。
心なしか落石注意の看板とか、手すりとかが荒々しくなってきたような・・・?
そして気付いたのでした。
上に行きたかったのに、全然上れてない事に。
しかし海も崖も綺麗でした。
たまにすれ違う人たちとハローとか言い合ったり、犬とじゃれあってみたり。
でも、東南アジアでの経験からか、大型犬は少し怖いです。野犬はもう嫌・・・。

というわけで引き返します。よく歩いた、自分。
誕生日なのによく頑張った、自分。



で、このあとせっかくの誕生日なのでちょっと奮発して美味しいものでも食べよう!と思ってタウンセンターに行ったのですが、オフシーズンなのでレストランは開いておらず、地元っ子で溢れ帰るパン屋で味のしないソーセージロールを頂いたのでした。まぁいっか。

いやはや、よい散歩になりました。なんかよく分からないと思いますが、実はオススメですココ。
今度はMalahideも行ってみようかな。なんて思ってます。はい。

1/28/2011

RHA

今日はダブリン市内にあるRoyal Hibernian Academyという美術館に行ってきました。
この美術館は入場料ももちろん無料(アイルランドの美術館は全て基本的に入場無料)で、何故か毎回ブックショップは50%offセールをしているという不思議なところです。まぁ何も買わないんですが。
ところで、現在は3人の作家の展示が別々の展示室で開催中なのですが、一番印象に残ったのはEllis O'Connell のHapticという展示でした。
Haptic refers to the sense of touch, in particular relating to the perception and manipulating of objects (from the Greek haptikos able to touch, grasp, fasten onto).

この人は彫刻家で、大きめの展示室に独特な造形の作品が並んでいるのですが、どれも有機的な形をしていてなんだか非常に不思議な感覚になりました。あ、客が自分ひとりだったっていうのもあるんでしょうか・・・。

今日の晩御飯 - グヤーシュ

今日は日本から持ってきた無印のインスタントグヤーシュ(ハンガリー風ビーフシチュー)を頂きました。
具材のジャガイモと人参、トマトは別に茹でて入れましたが、手早く美味しく出来ました。

スパイス好きの人にはオススメです。

1/27/2011

Commercials by Roy Andersson

というわけで、Roy Anderssonの本業。コマーシャル集です。
これも作風は映画と似ていて、非常に面白い。



結構古いものもありますが、保険会社から宝くじまで幅広いですね。
ただ、そのどれもクライアントのニーズに完全に一致してる上に、印象も強く、広告能力は流石と言えるんじゃないでしょうか。そしてなにより美しい。美しいものは素敵ですね。
でも、宝くじのCMで「金が全てじゃないよ。毎日にスリルを。」っていうコピー付けるのは粋ですね。

Du Levande - Roy Andersson

突然ですが、個人的ベスト映画がこれ。



スウェーデン映画の「愛おしき隣人」。これもカンヌの「ある視点」部門出品作。
監督はコマーシャル作家として有名なRoy Andersson。
北欧の人たちっていいなー。やっぱ好き。偏見かな??
この人の作品も白みがかってて、シュールで非常に素敵。
映画って台詞で説明しすぎちゃダメだと思うんです。その点で完璧なのだ!よい映画。

あ、最後に抱き合わせで付いてるスウェディッシュラブストーリーは気にしないで下さい:P

DOGTOOTH

  
ギリシャ映画の「DOGTOOTH」。日本語だと「犬歯」ですね。
予告編しか観てないんですが、面白そうです。カンヌの「ある視点部門」出品作らしく、自分のツボな可能性が大。
どこかで観れないかなー。
ちなみにストーリーとか全然知らないです。
多分、犬歯が生えるまで外に出さない!みたいな親に軟禁されて育った子供たちとその親。みたいな話かと。
訳分からんですね。

MILK - One Man's Fight

ショーン・ペン主演のMILKっていう映画を観ました。


いやー、久しぶりにいい映画を観ました。実に実のある映画。
監督はグッドウィルハンティングとかエレファントのガス・ヴァン・サント。
主演のショーン・ペンはこの映画で二度目の主演男優賞を受賞したようです。
で、ゲイ活動家の故ハーヴェイ・ミルクを描いた作品だったのですが、非常に良かったです。
監督のガス・ヴァン・サント自身もゲイらしいので、大分力も入れていたのでしょう。2時間の大作でしたが、飽きることなくリズムのいい作品でした。あっぱれ。
あと、単純な興味として、ゲイ英語とかってあるのかなーって思いました。
Ryanairの男性CAとか美術館の受付のおじさんとかで結構ゲイっぽい人がいたりするんですが、なんとなく違うんですよね。物腰とか喋り方とか。
日本語だったらおねぇ言葉があったりして分かりやすいですけど、英語だとどーなのかなって。
しかしながらよい映画でした。

勧めてくれてありがとう♡

今日の晩御飯 - オムライス


今日はシンプルにオムライス。
卵にマヨネーズを混ぜるのがポイントです。ふわとろ~!

ちゃんと野菜もとりました。
トマトにバルサミコ酢をかけて。

大変美味でした。ごちそうさま。

1/26/2011

Vocabulary for TOEIC

今日の締めにこの単語帳を紹介します。
TOEIC用の単語帳なのですが、コレ、専用のネットサイトを使って勉強できたりもしちゃうんです。
もちろんデザインも素敵♡
中身も素敵♡
思い入れのある単語帳ですね。大事に使ってます。オススメ。

Design for Contents

そうそう、今グッゲンハイムの投稿を見返してて思ったんですけど、絵画はまぁ極端な例ではあるけど、その延長線上には雑誌とかその他諸々のメディアがあるんだろうなーって思いました。
どんな(美術)作品を作るうえでも、作家としては何か伝えたい事があって、その上で熟考を重ねて作品として形にしている訳で、自分が言ったようになんとなく好きだなーじゃあダメなのかな?ってことです。

ただ、このダメなのかな?っていうのは逆説です。要するにダメじゃないんだろうなってことです。

パッと見っていうのは第一印象です。見た目。
人間も雑誌も、その他諸々のメディアも芸術作品も、まずは見た目から入りますよね。音楽は微妙ですけど。
で、その見た目が気に入らなければ受ける可能性は減るし、見た目が良ければその先に興味を持ってくれる可能性は増える。
そういう意味ではやはり音楽も然りで、バンドであればミュージシャンの格好とかCDジャケットとかも大事なわけです。掴みとして。

で、やはりそれは美術に関してもなんにしても同じだろうと。
いくらコンセプトが素晴らしくて革新的で絶対に受ける!と思うようなものであっても、見た目が悪ければなかなかそのコンセプトに見向きもしてもらえないだろうし、最終的に評価されたとしても、それまでに時間がかかったりする。その頃にはもう時代に対応していなくて結局ゴミ扱いされてしまったり。だから、あ、この絵なんか好きっていうだけで立ち止まらせる力っていうのも絶対に必要だし、それだけでいいとまでは言わないけども、それも重要なファクターではあると思うのです。

簡潔にまとめると、「見た目分かりにくくて、パッとしないけどコンセプトがいいモノ」よりは「見た目だけがいい中身は微妙なモノ」の方がまだマシだろうという事です。もちろん両立できれば最高ですけど。

っていう今日のつぶやきでした。

で、文字だけじゃ寂しいので自分が思う、よい見た目のものを一つ。


また登場してしまいました。イヴ・クラインです。地球儀です。美しいでしょ。綺麗でしょ。
パッと見最高でしょー。自分的には最高です。
一応、ガガーリンの「地球は青かった」を先取りしてたなんて言われてるみたいですけど。
でもまぁ、とりあえず意味なんてどーでもいいんです。後付でもいいんです。美しければ。

今日の晩御飯 - ホウレンソウのトルテッローニ

炒め中ですが・・・
今日はスーパーで買ってきたトルテッローニ(要はイタリアン餃子です)を頂きました。ソース作って混ぜるだけなんですけどね。まぁほぼ出来合いなので、大変美味でした。残り半分はいつ消費しようか・・・。

あ、もちろんオリーブオイル大量消費です。パスタダイエット万歳!

Day Trip from Dublin

ここ数日、スケジュール帳に何も書き込めないぐらい暇な日々が続いております。
イタリア旅行から帰国して、一回パブに飲みに行って、何回か町に行ったものの、特に食材以外の何を買うわけでもなく、地味ーに生きてまいりました。
なので気分を切り替えるためにも、近い内に日帰りで近郊まで行ってこようと思っているのです。小旅行。アイルランドの小旅行で何時間潰せるか分かりませんがww

というわけで、候補は二つ。一つ目が、一応シーサイドリゾートとして知られるBray。ダブリンから電車で南に1時間かからないくらい。といっても、当然所詮アイルランドなので大した事は無いです。
海に囲まれた国のビーチリゾートなので、一応ヨットハーバーがあったりしますね。
砂利浜ならあるようです。といっても冬なので人気(ひとけ)は無いでしょうが・・・。

噂のヨットハーバー。

山もあります。っていうか丘ですね。
そしてもう一つの候補がMalahide。これも一応海沿いなんですが、こちらは北に1時間くらい。
駅から結構歩いたところに城があるらしいです。ウォーキングの名所らしいです。
まぁ冬なんで、こっちも閑散としてるんでしょう・・・。

Malahide城。端正な形。

まぁ要するにどこでもいいんです。
フラッと出かけて、カフェで昼ごはんでも食べて、ゆっくり散歩して、帰りに一杯パブでギネス飲めればそれでいいんです。あとは、いい場所を見つけて本読みながらゆっくり出来れば。
水筒と言う最高のお供もあるし♡
ふへー。しかしまぁ、ひとまず日本代表の勝利を祝いましょうか。おめでとう。決勝がんばってね。
あと、今野さん、誕生日おめでとう。

1/24/2011

adidas!!!

来月か4月にアイルランドのどこかに行こうと思っています。
田舎の街に行って、自転車借りて、フラフラゆっくりサイクリングでも出来たらなーって。

↑イメージはこんな感じ?

一人P.S. I Love Youって感じですかねー。せっかくアイルランドにいるんだし、噂の“妖精注意”っていう看板も見てみたいし!こんなやつ↓


で、そのためにも丈夫な靴を買おうと思っているのです。スニーカーを。
で、薄くて履き心地が悪いコンバースはまず却下。ナイキとアシックスはデザインが運動靴っぽいからこれも却下。ということでアディダスで悩んでいます。
なんせどれもカッコイイ!
落ち着いた黒か白にしようと思っていたのだけど、店で見てみたら赤とか青とかも素敵なのです!

↑こんなのとか   









 ↑こんなのとか   










↑はたまたこんなのとか。










でも問題は、青も赤もスエード素材と言う事。
とりあえずは大丈夫だけども、夏になったら履いちゃいけないのかしらー??
レザーの白青にしようかなー・・・。悩みは続くのでした。

Dublin City Gallery The Hugh Lane

今日はパーネルスクウェアにあるHugh Laneという美術館に行ってきました。

Hugh Lane
毎週日曜日の昼12時から1時間くらい、無料でコンサートをやる美術館で、今日は久しぶりにそれを聴きに行ったのでした。
無料なのですが演奏者は毎回プロフェッショナルの方々で、基本的にクラシックが多いんですが楽器から合唱まで幅広いのです。

で、今日なのですが、着いたのは開始15分前。
このコンサートが毎回満席になるのを忘れていて、席に座れず、扉の外から聴くハメに・・・。モーツァツトとドビュッシーをやってくれて、とても楽しかったのですが、立っているのに耐え切れずギャラリーへ移動。展示を見てきました。

Triptych 1974-1977
アイルランドと言えばジョイスとかベケットとか文学系の人が有名ですが、フランシス・ベーコンっていう画家さんもダブリン出身で有名なのです。で、この人の制作室を館内に模してあって、ベーコンルームっていう展示が常設で行われているんです。これがなかなか面白い。この人の絵はこんな感じ↑なんですが、さすがにたくさんコレクションされていて圧巻。

レアな写真とかもあるので、ベーコンファンの方は是非。
面白いです。

あとは、この美術館のブックショップが充実しているのです。
写真集から批評本まで、幅広く取り揃えてあります。
非常に面白く、展示を回る時間と同じくらいはショップで過ごしてしまうのです。まぁ、結局なにも買わないんですが・・・。

1/23/2011

P. Guggenheim

ヴェネチアで入った唯一観光的な施設。ペギーグッゲンハイム美術館
近代以降の作品をコレクションしてるこの美術館なんですが、非常に良かった!
テートリバプールとかこの美術館とか、大きすぎない方がいいと思うのです。特に観光で時間の無い自分のようなvisiterはこれくらいのサイズじゃないとゆっくり見れないのです。

というわけで、印象に残ってる作品をいくつか。

Paul Klee: Bildnis der Frau P. im Suden

Paul Kleeという人の作品なんですが、なんかパッと見で浮いてました。これだけ何かのイラストみたいで。どことなく日本っぽいのかな??
絵として特に好きではないけど、印象に残った一枚。


















Mario Sironi: Il Ciclista

これはとても好きです。ロシアっぽい感じ。
この人の他の作品も展示されてたのですが、基本的にキリコ的な絵を描く人らしく、そういうのはあまり好きじゃないので、この一枚を見てなんか不思議だなーって思いました。
なんか、去年行ったロトチェンコ展を思い出しました♡

















Rene Magritte: L'Empire des Lumieres

印象に一番残ったのはこの作品でした。
高校の頃の英語の教科書に載ってたってのでなんとなく知ってはいたのですが、この作品がこんなに美しいと思っていませんでした。
もともとアイディアは好きだったものの、作風があまり好みじゃなかったシュールレアリスムなんですが、これは美しかった。輝いてました。それで写真撮ったら怒られました。
結構恥ずかしかったです・・・。
でも本当に綺麗だったな。













Joseph Cornell: Fortune Telling Parrot

これも非常に好きです。なんとなく。
前に千葉の川村記念美術館でこの人の展示やってたんですが行けなくて、今回偶然めぐり合えたので結構嬉しかったのです。箱の中にいろいろ詰め込んであって、おもちゃ箱みたいで、きれいで。夢がありますね。夢。大事ですね。夢。

















Jackson Pollock: Eyes in the Heart

そしてこれ。やっぱり印象に残ってる上で好きなのはこういう作品かもしれない。
今まで何回か見たポロックですが、これは結構好きでした。
なんか見てて飽きない感じ。ずーっと見ていたい感じ。
気持ち悪いけど綺麗で、好き。

















Clyfford Still: Jamais

ポロックもスティルもクーニングもマザーウェルも抽象的で訳分からないけど、なんか頭にこびりついて離れない感じなのです。
しかもなんか好き。見ててボーっと見続けられるっていうか、なんともいえない魅力があるというか。
自分でもよく分からないけど。

















Willem de Kooning: Untitled

というわけで、こちらはクーニングさんの作品。
ちなみに、ポロックから始まり、下のマザーウェルとかこのクーニングとかは抽象表現主義の主要作家達らしく、それを一堂に会して見れたのも非常に嬉しかったです。
そういう意味でも、よい美術館でした。

あ、ここには載せてませんが、ピカソもあったしカンディンスキーもミロもありました。フランシス・ベーコンも。素晴らしかったです。





Robert Motherwell: Personage

で、これはマザーウェルさんの作品。
ここらへんはもう意味とかなんで好きなのかとかはあまり重要ではないかと・・・。
そういえば、元々自分は美術館とか絵を観に行くのとか好きだったんですけど、特に小さい頃に親と美術館に行くと、なんで?とか聞きまくってて、どこが凄いの?とかどこがいいの?とか。
でもやっぱり的確な答えは親としても出せなかったらしく、好きだったら好きでいいのだ。見たいな感じだったんですね。だから、あんまり絵に理由は求めない傾向にある気が。
もちろん、作家としてはなんかしらの意味を込めてるんだろうし、美術史とか理論とかを勉強してる人からしたら、これはココが凄いのだっていうのは明らかなのかもしれないですけど、そんなんどーでもいいんじゃないかなって思ってしまうんですよねー、未だに。

だから基本的にいつも美術館で作品を見ながら考えてるのは、好きかそうじゃないか。もしくは嫌いか。そして、欲しいか欲しくないか。まぁ、置ける位の大きな家が持てたら、の話ですけどね。

transformation @ MOT



今月末までやってるトランスフォーメーション展のPVと作家のインタヴュー集
先月行ってきましたが♡なかなか作品数も多くて面白く、楽しめました。
「生きることは変わること」ということらしいですが、自分も面白い方向に変わっていけたらなって思います。
せっかく生きてるんですからねー。日々精進。ちょっと展示の趣旨からはそれましたが。

1/22/2011

Natural Heritage

というわけでヴェネチアとか行ってきたわけですが、やはり今回も何時間かで飽きました。もちろんビックリするくらい美しかったけど、最終的な感想は、生活感のあるディズニーシーって感じ(笑)
こんな事いうと、贅沢だ!って怒られるかもしれませんが、一応ヨーロッパに住んでて、月に一回以上海外旅行に行ってると、よくないことですが慣れてきちゃうんです。
所詮町だし、所詮人間の作ったものなんてどっか似ちゃうし、ある程度限界があるんでしょう。特に、ヨーロッパなんて教会建築と美術館くらいしか無いし。形式として似ているものだし。


だから、もう文化遺産はやめて自然遺産を観に行く事に決めました!
ということで第一候補はトルコ。カッパドキアとか、パムッカレとか。意味わかんない文化圏で、想像を超えるような自然遺産が見たい!ということなのです。

でもやっぱり日本からお金と時間をかけて見に来る方が感動もするし、新鮮でいいんだろうな・・・。
こんな事いえるのも贅沢だと分かってはいるのですが。

Leaning Towers in Italy


今回の旅行で、何回か塔を見たり上ったりする機会があったのですが、なんでイタリアの塔って全部傾いてんですかね??
ピサの斜塔が一番有名ですけど、ヴェネチアのサンマルコ広場にある塔も傾いてたし、ボローニャには二個隣接して塔があるんですけど、これなんて両方傾いてる。しかも一方は傾きすぎてちょっと高さ削られたとか。


ただ、上からの景色は凄かったですねー。本当に寒かったしキツかったけど・・・。乳酸!って感じ。
で、この傾きはわざとって事は無いですよね??見た目はいいけど中身がダメっていう国民性でもあるのかしら・・・。
作ってみたはいいモノの、設計とか手抜いててガタが来ちゃったって事?
まぁお陰でガリレオさんは落体の法則を証明できた訳だし、いいのか。結果オーライですね。倒れてはいないし。
にしても、日本の技術力は凄いなーと思ったわけです。五重塔なんて、木製なのにあんなに頑丈!耐震も完璧らしいし!
日本って凄い国。あいらぶじゃぱん(^^)

Olive Oil

イタリアに行ってきました。ヴェネチアとボローニャです。途中フェッラーラという町にも寄りました。

何のためにというと、単純にヴェネチアを見ておきたかったということと、美味しいイタリアンが食べたいという事でした。
で、思いついたのがボロネーゼを発祥の地であるボローニャで食べようと。

毎日イタリアンでした。当然ですけど。ワインもビールも生ハムも沢山いただきました。お腹いっぱいでした。
そして、もう一つイタリアが有名なのが、美女とイケメンが多いという事!
これは本当で、ダブリンなんて田舎町にいるから余計なのかもしれませんが、もの凄くおしゃれで美しい人が多い。
そこらへんのおっちゃんおばちゃん達ですら、派手な色の眼鏡とかマフラーとか綺麗な革靴とか履いてて、やっぱり小物が大事なんだなーって思いました。それと、皆さん着こなしがタイトでした。すっきりしてる。で、あれって思ったのです。
パスタばっかり食べてるであろうイタリア人がなんでタイトなの??って。なんせ、パスタ=太るみたいなイメージがあるもので。

で、さらに色々食べたり見たりしてるうちに気付いたのですが、それはオリーブオイルに秘密があるんじゃないかということ。
オリーブオイルって体にいいって言いますよねー。やっぱりよいものをちゃんと食べていれば、アイリッシュとかアメリカンみたいにぶくぶく太ったりする事は無いんだなーって思ったのでした。

あとは、バルサミコ酢のおいしさに気付きました。街の定食屋とか行くと、レタス盛っただけのサラダをポンって出されて、ドレッシングの変わりにオリーブオイルとバルサミコ酢を渡されるんです。
で、それをドバドバかける。これがシンプルだけど美味しい!
もう病み付きになりました。ということで今日もオリーブオイルとバルサミコでサンドイッチ作りました。
非常に美味でした。そして健康にもよいのでした。

1/18/2011

今日の晩御飯 - ツナとトマトのイタリアンサラダ

今日は夜なのにお腹が空きませんでした。なので、サラダを食べました。オリーブオイルとバルサミコ酢と粉チーズとバジルかけただけのシンプルサラダ。美味。

Inland Empire - David Lynch



という訳でInland Empireの予告編。
演じるとは何か。自分は何を演じているのか。何のために演じるのか。
色んなものを目茶目茶にくっ付けただけとも取れるけど、そこから浮かび上がってくるのは救いみたいなもの、でしょうか。
最終的に、無理やりにでも、着地すればいいんだなって思ったのでした。

Blood and Roses (et mourir de plaisir) dream sequence



デヴィッド・リンチの映画はよく分からん。とずっと思っていた。確かによく分からん。
でもそれは彼がシュルレアリスムに傾倒していて、その上でオートマティズムを意図的に試みているからなのでしょう。瞑想とかも積極的に取り入れているようで。
ということで、シュルレアリスム的だと勝手に認定したクリップを。
ロジェ・バディム監督の「血とバラ」より。同性愛が禁じられていた時代の、レズビアンと吸血鬼を絡ませたお話。
窓の外が海という面白い感じ。シーン転換に合わせてモノクロに代わり、まぁ諸々が繰り広げられる訳です。
ちなみに本編をちゃんと見たことはありません。このシーンが面白いって聞いて観ただけです。
でも面白いからいいじゃない。

今日の昼御飯 - 海鮮うどん

海鮮うどんを作りました。具は海苔と鰹節ととろろ昆布です。海の恵です。
カロリー以外の全てを摂取できた気がします。美味でした。

Jargon-Speak



専門用語とか難しい単語ばっかりで話すと逆にバカみたいになるけど、それは英語でも同じようです。
これはあまりに極端だけど、あまりにも意味不明すぎて面白い。しかも話してる方は真剣そのもの。

Animal Cap

ところで、最近町でよく見るアニマルニットキャップ。パンダ、熊、その他諸々を模った被り物。
可愛いのか可愛くないのか、よく分かりませんけど。

Luas to IMMA

 今日はダブリン市内にあるIrish Museum of Modern Artに行ってきた。アイルランドで最大の現代美術専門美術館で、もちろん入場は無料。元病院という広大な敷地に様々な展示が繰り広げられている。はずだった。特に今開催中のThe Modernsは、1900年から1975年にかけてのコレクションを一挙公開するというものでとても興味を引かれていた。

着いて中に入り、どこが入り口かなーって彷徨いつつ、同じく彷徨っていた中国人の女性に話しかけ、二人で入り口を探す事に。ドアがいっぱいありました。全部押したり引いたりしてみました。どれも開きませんでした。
あれっ、おかしいな。そこで気付きました。今日は月曜日。そう、展示はお休みなのです。
というわけで、わざわざトラムに乗って出かけたものの無駄足となってしまったので、悔し紛れにトラムの写真でも張ってみました。こんなトラムが街を走っています。綺麗でしょ。きれい過ぎるでしょ。
個人的に、味が無くて好きじゃありません。その点、チューリッヒはトラムだけ美しかった。

近代化と伝統デザインは融合しないと。って思うのでした。

1/17/2011

今日の朝御飯 - フレンチトースト

朝ごはんはフレンチトーストとバナナ。ラスト卵を消費しました。美味。
© TokioObscura
Maira Gall